5月に咲く花10選｜春から初夏を彩る季節の花々を紹介
新緑がまぶしく、気候も穏やかな5月は、花がもっとも豊かに咲き誇る季節のひとつです。春の終わりから初夏へと移り変わるこの時期は、ガーデニングや散歩にぴったり。この記事では、そんな5月に見頃を迎える花たちの魅力や特徴、花言葉、育て方のポイントをわかりやすくご紹介します。
1. バラ（薔薇）
「花の女王」と呼ばれるバラは、5月が一年の中で最も美しく咲く季節です。赤、白、黄色、ピンクなど多彩な色があり、香りもさまざま。園芸品種は数千種ともいわれ、洋風ガーデンの定番です。
- 花言葉：愛、美、情熱
- 育て方：日当たりの良い場所に植え、定期的な剪定と害虫対策が必要
2. カーネーション
5月の第2日曜日は母の日。この日に贈る花として最も有名なのがカーネーションです。赤やピンク、白、オレンジなど、贈る色によって意味が変わるのも魅力の一つ。
- 花言葉：母への愛、感謝
- 育て方：風通しと日当たりが良く、水はけの良い土が理想
3. シャクヤク（芍薬）
「立てば芍薬、座れば牡丹」と美人の代名詞にもされる芍薬。大きく華やかな花を咲かせ、初夏の庭に豪華な彩りを加えてくれます。
- 花言葉：はじらい、慎ましさ、恥じらい
- 育て方：根が太く長く張るため、植える際は深く掘ることがポイント
4. クレマチス
つる性の植物で、アーチやフェンスに這わせて楽しめる花。色とりどりの大輪の花を咲かせ、庭のアクセントになります。バラと一緒に植えると相性抜群。
- 花言葉：精神の美、旅人の喜び
- 育て方：根元を涼しく、花や葉は日に当てる「頭寒足熱」が理想
5. アイリス（アヤメ）
青紫のすっきりとした花姿が印象的なアイリス。アヤメ、カキツバタ、ハナショウブなどの種類があり、それぞれ咲く場所や時期が異なります。
- 花言葉：希望、吉報、信頼
- 育て方：湿地を好む種類と乾燥に強い種類があるので、品種選びが重要
6. スズラン（鈴蘭）
小さな白いベル状の花を下向きに咲かせる姿が愛らしいスズラン。甘く可憐な香りが特徴です。5月1日は「スズランの日」として、ヨーロッパでは愛する人に贈る習慣も。
- 花言葉：再び幸せが訪れる、純粋
- 育て方：半日陰で湿度を保つように育てると元気に育つ
7. ルピナス
別名「昇り藤」。縦に長く伸びる花穂が印象的で、ピンク・白・紫・黄色などカラフルな色が咲き誇ります。切り花としても人気があります。
- 花言葉：想像力、いつも幸せ
- 育て方：乾燥に強く、日当たりと水はけの良い場所を好む
8. ネモフィラ
淡い青色の小さな花をたくさん咲かせるネモフィラは、群生するとまるで青いじゅうたんのような絶景に。最近は公園や観光地でも人気の花です。
- 花言葉：可憐、どこでも成功
- 育て方：寒さに強く、日当たりの良い場所で育てやすい
9. ツツジ
日本の春を代表する花のひとつ。赤やピンク、白の花が木いっぱいに咲き誇ります。街路樹や公園などでよく見かけ、親しまれている存在です。
- 花言葉：節度、慎み
- 育て方：酸性土壌を好むため、ピートモスなどで土壌改良が必要
10. ハナミズキ
アメリカから渡ってきた花木で、街路樹やシンボルツリーとして人気。花のように見える部分は実は苞（ほう）で、中央のつぼみが本当の花です。
- 花言葉：返礼、永続性、華やかな恋
- 育て方：日当たりが良く、湿度の少ない場所を好む
まとめ｜5月は花の魅力を存分に楽しめる季節
5月は四季の中でも特に花が多く、美しい季節です。庭で育てるのも良し、公園や自然の中で眺めるのも良し。この記事で紹介した10種類の花々は、どれも見て・育てて・贈って楽しいものばかりです。
それぞれの花に込められた花言葉や特徴を知ることで、自然とのつながりをより深く感じられるはず。気候も過ごしやすいこの時期に、ぜひ花に囲まれた豊かな時間を過ごしてみてください。
