この業界に入ってまだ、1年ちょっとなので経験したことの無いことだったのでかなりビビりました。
ガス切断作業の経験と逆火経験
今までのガス切断経験
この業界に入ってから、少しずつですがガス切断作業は経験していました。上手に切ることはできませんが、一人で全部段取りし、鉄板を切ることぐらいは余裕でできていたぐらいです。
ガスの逆火経験
ガスで鉄板を切断すると『パンッ、パンッと音がなり火が消えてしまうことはよくありました。
しかし、その都度、すぐに火が付いたり、バルブを閉めたりしていずれも大事には至りませんでした。
ガス切断作業で逆火し切断機が破損した
かなり分厚い地金切り作業
地金切りという作業があり、かなり分厚い鉄の塊を切る作業があります。この作業も何十回も経験しており上手く切ることができていました。
油断していた結果が逆火
この日の地金切り作業もいつも通り作業していたら余裕で切れるだろう、いかに早く切れるようになるか切り方を考えて作業してみようと思っていました。
逆火するまでの詳細
鉄を切断できるようにガスと酸素を準備しガスホースを伸ばし切断機を取り付け準備は完了しました。
そして、作業にかかるため切断機の先端にガスライターで火を付け切断作業に入ってすぐの時に先端が『パンッ』といい炎が消えてしまいました。
そして、急いで低圧の酸素とガスのバルブを閉めようとしましたが時すでに遅しで切断機の先が溶けて、そこから高音の『シューッ』という音を出しながら炎が出ていました。
ベテランの作業員が救ってくれた
私が切断機を破損しそこから炎が出て焦っているのを見て、ベテランの作業員がホースを折ってくれて『ガスの元栓止めて来て』と冷静に指示してくれました。
私はパニクっていましたが先輩の指示で冷静になりガスの元栓をしめました。
切断機の破損
ガスが逆火し切断機破損という結果になりました。後で先輩方に話を聞くと『誰もが一度はこういう経験をして来ているので落ち込むことじゃないよ』と言ってくれました。
常に危険予知をして作業する
作業前の点検及び方法・危険を意識し作業する
私は今回、ガス切断作業で切断機を破損させ『ガス逆火の怖さを実際に経験』しました。あの時、もし周りに誰もいなくてガスの圧力を止めることができなければボンベまで飛ばしていたかもしれません。(逆火防止装置が付いてるのでボンベが飛ぶことはほとんどないらしい)
そう思うとこれからの作業はより慎重に、常に危険と隣合わせなんだと思いながら作業すことにしました。